This Week's Number is・・・45.6  (日本語/リバーブ)

45.6%」

この数字は、日本の正社員など一般労働者の「賃金の中央値」に対する「最低賃金」の比率です。労働者の賃金を、金額の大きさで並べた時に真ん中の金額=中央値。これと比べ、最低賃金は、45.6%。 半分以下となっています。

これは、2022年の調査によるものですが、この比率、2012年は38.3%だったのが、10年で7.3%上昇して、45.6%となりました。(徐々には上がっています)

しかし!!この比率、世界各国ではどうかというと、OECD(経済協力開発機構)のデータによると、フランスと韓国では、60.8%、イギリスが58%、ドイツが52.6%。日本はそれらにはるかにおよばない状況です。

正規雇用者との比較だけでなく、実際の額も日本は国際的に低い状況です。日本は2023年度に平均で時給1004円になりましたが、フランス、イギリス、ドイツに比べると3割以上低い水準。州ごとに最低賃金が消費者物価指数に連動するアメリカとは数値比較ができませんが、カリフォルニア州におけるファストフード店の最低時給はこのほど20ドル(およそ3000円)になりました。

政府目標の最低賃金 時給1500円超えは2030年代半ばの見込みだそう。物価も上がっています。もうちょっと早く目標達成できるよう、政策の検討が必要では?