This Week's Number is・・・28.3% 

28.3%」

この数字は、国が、公立中学校の「休日の部活動」について、地域への移行を進めていることを知る中学生の割合です。地域への移行、というのは、スポーツ団体、保護者、民間事業者などの協力のもと、学校と地域が協働・融合した形で、部活を実施していく、というもの。これは、全国18自治体の中学生2万3088人に調査をした結果で、国が、休日の部活動の地域移行を進めていることを「知っている」と答えたのは、「やや知っている」を含め28.3%でした。

また 「同じ地域で別の学校の生徒と活動を一緒にしたいか」、という質問では、「どちらかといえば」を含めて、7割以上の中学生が「やってみたい」と回答しました。

認知度の低さについて担当者は「教員や教育委員会など特定の大人だけで議論される傾向があり、当事者の声を聞きながら進めることが大切」と指摘。

また教職員への調査では1261人が回答。休日の部活動が地域移行された場合、「地域指導者として活動を行いたいか」の問いに「どちらかといえば」を含め、「活動したくない」が76.3%でした。理由のトップは「家族やプライベートの時間を大切にしたい、とのことです。

  • 部活の地域移行は、特定の大人だけの議論で当事者の中学生は知らず
  • 教職員は地域移行で指導者になることに消極的。
  • 他の中学校の生徒との部活をやりたい中学生は多い。

国が進める方針の結果はどういうプロセスで、どうなるのでしょうか