This Week's Number is・・・23%

23%」

この数字は、訪日客(インバウンド)の消費額全体で、中国人観光客の消費額が占める割合が、この4年間で減少した割合です。以前は、インバンド全体の37%の消費を中国からの観光客が占めていて断トツの1位だったんですが、2023年は 14%。 23%のマイナスです。かわって、台湾が15%で トップとなりました。

2023年は、8月に中国からの団体旅行が解禁されたものの、2019年に比べ、中国からの観光客が25%ほどの数にとどまったことも影響していると見られます。

また、以前は、団体客が「爆買い」をするのが主だったのが、いまは、個人客のリピーターにシフトし、旅行の目的地も 各地に分散化しているようです。

中国人観光客の消費は減っていますが、一方で、中国からの観光客に 依存度が低い地域でインバウンド消費が 高い伸びを示しています。例えば、

タイなどと交流を続けてきた山形県はコロナ前の3.6倍

東南アジアで人気のパンダや 欧米で人気の熊野古道などがある和歌山県は3倍

外国のクルーズ船を誘致している高知県も2.6

ちなみに、観光庁のデータでは、去年のインバウンド消費額、全体では 5兆2923億と過去最高を記録。コロナ禍前の2019年と比べて 9.9%増加しています。