This Week's Number is・・・99% 

99%」

この数字は、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限される、「2024年問題」によって、バスの運転手が不足する と答えた バス会社の割合です。

これは地域公共交通総合研究所が去年11月、実施したアンケート結果で、回答を得た68社のうち67社が「運転手が不足する」と回答しました。そして、その対策については、47%が減便。 34%が路線廃止と回答。今後も減便、路線廃止などが増加する可能性が高いと見られています。

調査を行った地域公共交通総合研究所では、減便や路線廃止がさらに進み、地方交通の崩壊の恐れがあるとして、年間時間外労働時間につい「制度適用の延期」を含めた対応策を提言しています。

そもそも、賃金が全産業の平均よりも低く、敬遠されているところに、時間外労働を規制すると、その分の給料が減ってしまいさらに離職がすすむ可能性もある、と見られているんですね。解決策として、提言では、他の産業並みの待遇改善、外国人労働者の雇用の認可などを提案しています。