This Week's Number is・・・5%
「5%」
この数字は、この1年間で日本の 個人の金融資産が増えた割合です。金融資産というのは、現金、預金や株式、保険などの合計です。日銀が3か月ごとに公表する「資金循環統計」によりますと、個人の金融資産は、去年9月末の時点で2121兆円と、過去最高を更新。これは2022年の同じ時期より5% の増加となっています。
株高の影響で、株式や投資信託の残高が増えたことが要因と見られますが、個人を対象にした税制優遇制度「NISA」が今年から拡充されることもあり、投資への関心が高まったことも金融資産増加につながったと考えられています。
日本における個人金融資産は ずっと現金と預金の割合が高い、という状態が続いていますが、今回の調査で、「現金・預金」は、1113兆円で、2022年の同じ時期より1.2%増加。個人の金融資産全体に占める比率は52.5%でした。
一方、「株式など」は30.4%増えて273兆円で、金融資産全体の13%ほど。「投資信託」は17.4%増えて101兆円で 全体の5%弱。これは、いずれも過去最高を更新しています。
ちなみに、大手証券会社のアンケートでは、新たな「NISA」について、「必ず利用したい」と「できれば利用したい」が合わせて8割を超えている、とのこと。
*みなさんは、資産運用、どう考えていますか?