This Week's Number is・・・15%

この数字は、中国の大型連休期間中に、中国から外国に渡航した人が、コロナ禍以前の2019年にくらべ、減った割合です。

中国は「ゼロコロナ政策」で国外への渡航を厳しく制限していましたが、今年2月に団体旅行を解禁。ところが景気減速によって、海外への観光客の人数は、回復が遅れています。中国での大型連休である、9月下旬から10月上旬の中秋節と国慶節での伸びが注目されていましたが、コロナ禍前と比べ、15パーセント減。

人気の旅行先である東南アジア各国では、中国からの観光客が少ないまま。観光産業の企業業績に大きな影響が出ています。

日本へ来る観光客についてはどうかというと、全体の数は、9月に218万4300人。コロナ禍前の2019年9月とくらべ、96.1%。ほぼ同じ水準まで戻しました。

ただ、中国からの観光客は、325600人で、2019年9月と比べ、およそ60%のマイナス。中国の景気の状況に加え、 処理水の問題も影響があるのかもしれません。今年8月と比べても、およそ4万人少なかったそうです。

一方、訪日客の最多は、韓国の57400人。2019年の9月比とくらべ、183.4%。大幅に増えました。