This Week's Number is・・・73%

73%」

この数字は、楽器店最大手で2022年下半期のエレキギターの売り上げが、前の年と比べて伸びた割合です。産経新聞の記事によると、コロナ禍によるコンサートの中止や音楽教室の休講も受けて落ち込んだ売り上げは、去年は徐々に回復していますが、楽器店最大手「島村楽器」では、中でもエレキギターの売り上げが突出しているとのことです。なぜエレキギターがそんなに売れているのでしょうか。

それは「ぼっち・ざ・ろっく!」というガールズ・バンドを描いたマンガなんです。

ギター好きの女子高校生がバンド活動を通じて成長していくストーリーで、テレビアニメにもなりました。マンガ「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公が愛用するギターは黒いボディのギブソン「レスポール・カスタム」。ギブソンは2018年に経営破綻しましたが、長年にわたる定番商品だけに、中古やギブソン以外のメーカーによるコピーのエントリー・モデルなども含め、数多くのギターが出回っています。

楽器店の担当者は「バンドを組む人も増えてきて、楽器と合わせてスコアも売れている」とコメント。前年と比べてアンプが70%、エフェクターが41%と周辺機器もあわせて好調とのことです。対照的にアメリカではコロナ禍の巣ごもり需要で、ギターが売れ、フェンダーやマーチンなどのブランドが売り上げを伸ばしました。

原宿の明治通り沿いに、フェンダーの旗艦店が今年夏にオープン

ソフトケースでギターを担いだ制服姿の女子高生を原宿では見かけます。