This Week's Number is・・・
5.8%
「5.8%」
この数字は、政府が輸入した小麦を、製粉会社などに売り渡す値段の上昇率です。(輸入小麦は、政府が一括して確保して、それを製粉会社などに 売り渡しているんですね)
その売り渡し価格は、半年ごとに見直されますが、直近の半年に比べて、4月からは5.8% 値段が上がります。ちなみに、去年の4月は、主な産地である北米での不作や、小麦の輸出国であるウクライナの情勢をうけ、17.3%の引き上げがおこなわれました。去年10月は 急激な変動を緩和するために据え置き。しかし、この4月には再び値上げされ、1トンあたりの価格は7万6750円。これは、現行の制度では、過去最高となります。
世界の国の中で、小麦を常に輸出するほど生産に余力のある国は限られています。パンやパスタ、ラーメンなどの原材料となる小麦。その自給率、実は拡大しているそうなんですが、それでも、昨年度の数字で、17%。国内消費の8割以上を輸入に依存しています。
政府は、物価対策のほか、日本の農業に対する 根本的な策が必要なのでは?