This Week's Number is・・・

25.5  

25.5%」

この数字は、ここ4年間、全国の都道府県議会の選挙で、無投票で当選した立候補者の割合です。朝日新聞が、全国の地方議会を対象にアンケートを実施、さらに、総務省の統計などを参考に集計したところ、1090の選挙区の定数2679のうち、684人が無投票で当選。これが、25・5%にあたります。

無投票、ということは、つまり、対立候補がいないわけですが、なぜ、そうなっているのか?定数が少ない一人区や二人区は現職が有利で、新人は立候補しづらい。また、地方議会の役割が有権者から分かりづらく、議員のなり手が少ない。このあたりが理由だと分析されているようです。

都道府県議会の選挙で、この4年間無投票で当選した立候補者の割合が25.5%、というパーセントについてお送りしています。前回2019年の統一地方選挙で、首都圏では、東京都だけが「無投票で当選」という例がありませんでした。しかし、神奈川県では定数105に対して20人、埼玉県では定数93に対して32人、千葉県では定数94に対して25人が無投票で当選となっています。

※4月には統一地方選挙があります。すでに、全国各地で「無投票」が見込まれる選挙区が多数あるようですが、、、投票がない、ということは、政策を訴える候補者を選ぶ機会を失うことになります。

この4年間では、有権者数にすると、およそ2400万人が投票の機会を失っている、という計算になります。