This Week's Number is・・・

68%

「68%」

この数字は、今話題のChatGPTなど、「対話型の人工知能」を アメリカの会社員が上司に伝えずに使う割合です。

ChatGPTは、アメリカのOpen AIという新興企業が去年リリースしたもので、ユーザーはすでに1億人以上。ウェブサイト上でAIに質問をなげかけると、人間が考えたような自然な文章で回答がかえってくる、というサービスです。

仕事上のレポート、学校の論文など自分の力で考えて文章を作成するべきところを人工知能が肩代わりしてくれる、ということで、賛否両論となっています。

現状では、完璧な答えが得られるわけではない、とされていますが、 アメリカの会社員の68%、ほぼ3人に2人は、上司に内緒で、仕事に使っています。

対話型の人工知能については、マイクロソフトは、Chat GPTを手掛ける「Open AI」に追加投資を決定。Googleは、「Bard」という同様のサービスをはじめるなど、熱い視線が注がれています。

こんな数字もあります。共同通信によると、アメリカの医療企業が、ChatGPTに、アメリカの医師の国家試験を解かせてみたところ、正解率は52%~75%で、合格ラインとされる60%前後に達した、ということ。ChatGPTは、日本語にも対応しています。今後、どうなっていくのでしょう?