This Week's Number is・・・

0.89%

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この数字は、今年1月1日の日本の総人口に占める18歳の人数の割合です。成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が去年4月に施行されました。そこで、成人の日を前に、このパーセントをピックアップしました。18歳の人数、つまり、2004年生まれは112万人。

少子化を反映して過去最少で、総人口に占める割合は0.89%でした。ちなみに、20歳は117万人、19歳が113万人と、統計を取り始めた昭和43年以降の「最少」を更新し続けています。

少子化についての話題といえば、岸田首相はおとといの年頭記者会見で、少子化問題について「異次元の対策に挑戦する」と表明しました。また、東京都の小池知事は、「チルドレンファーストを目指す」と述べ、18歳以下の子どもを持つ世帯に対して、子ども1人あたり月額5000円程度を給付する方針を示しています。

「異次元」、「チルドレンファースト」...派手な言葉だけでなく、子どもを安心して育てられる社会のために何が必要なのかよく考え、ちゃんと議論して、政策を決定してほしい。昨年12月に公表された厚生労働省の推計によると、2022年の全国の出生数は80万人を割り、過去最少となる見通しとなっています。