This Week's Number is・・・

7%

この数字は、ヨーロッパ自動車販売の3大市場=ドイツ、フランス、イギリスの去年の新車販売で、EV(電気自動車)が占める割合です。

前の年、2019年のシェアは2%だったので、実に3倍以上も売れたことになります。背景にあるのは、2020年から2021年にかけてEU(欧州連合)が段階的に導入を進める二酸化炭素排出規制です。

*達成できないメーカーには巨額の罰金が科される、ということ。また、新型コロナウイルスへの経済対策として、EVの購入補助が拡大された国もあり、ドイツでの助成金は最大9000ユーロ(およそ114万円)に引き上げられました。さらに、去年、新しくラインナップに投入された電気自動車には、アメリカのテスラをはじめ、ドイツのフォルクスワーゲン、フランスのプジョーなどで、比較的購入しやすい価格帯のモデルが増えたことも一つの要因です。

12月にはドイツ、フランス、イギリスでは、販売された新車のおよそ7台に1台がEVという結果もあり、今年もその勢いは続きそうです。

また、北欧のノルウェーでは、2020年の新車販売でEVのシェアが 54%前の年から12ポイント上昇し、はじめて全体の半分を上回りました。

アメリカではバイデン新政権がEV生産を推進することで雇用を生むとしています。一方、日本でのEVの新車販売はまだ1%以下で、まだまだハイブリッド車が主流。今後の政策の後押しはあるのでしょうか。