This Week's Number is・・・

0.5

0.5%」

この数字は、世界の年間消費電力のうち、ビットコインなど暗号通貨の流通に必要な電力の割合です。

結構な数字じゃないですか?暗号通過のために、世界の0.5%の電力。ここ最近、高騰している暗号通貨ビットコインの市場取引価格。この1ヶ月で価格は倍になり、現在1ビットコインが400万円を超えています。価格が上がると取引が活発になりますが、同時に、世界中で流通を監視する「ブロックチェーン」の技術を支えるコンピュータの負荷も上がります。

イギリスのケンブリッジ大学経営大学院が発表しているCambridge Bitcoin Electricity Consumption Index(ビットコイン電力消費指標)によりますと、ビットコインの年間電力消費量は毎時111テラワットで、世界の年間消費電力はおよそ毎時2万1千テラワットなので、その0.5パーセントに相当する、という計算になります。

ちなみに、ビットコインの流通で使う年間消費電力はオランダの年間電力消費量より多く、日本の年間電力消費量に置き換えると、、、10パーセント以上だそうです。

電力といえば、厳しい状況にあるのが 日本の電力供給です。この冬は、全国的に予想以上の厳しい寒さが続いていて、家庭での電力消費量が 想定を上回る事態になっています。

電力の供給力に対する需要の割合を示す「使用率」は、今週、関西電力で99%、四国電力で98%まで上昇しました。背景には原料のLNG(液化天然ガス)の在庫が減少していることと、悪天候で太陽光発電などの発電量低下などがあります。

*特に朝晩の冷え込みが厳しい今、電力各社は 節電を呼びかけています。

*ただ、暖房は適切に使って、余分な電化製品の使用を控えることで節電を。