This Week's Number is・・・

18%

「18%」

これは、サンマの漁獲量についての数字です。8月のサンマの漁獲量、去年の8月に比べ、18%。ちなみに、去年は過去最低の数字だったんですが、今年は、その2割にも満たない量となっています。

原因ははっきりしていませんが、日本近海の海水温の上昇で、冷たい水を好むサンマが近づかなくなったこと。台湾、中国などによるサンマ漁の本格化でサンマが減っていることが指摘されています。(去年の漁獲量は、日本より、台湾や中国の方が多かったんです)

サンマは、例年8月以降に、北方領土沖合から北海道や本州近海にやってきますが、サンマ漁の幕開けである 北海道での初水揚げ、今年は、去年の わずか1%程度でした。

水産庁によると、日本のサンマ漁獲量は、去年が過去最低の4万5800トン。ピークの昭和33年、1958年は 57万5087トン。計算すると、92%も減っています。

手ごろな値段で手に入る大衆魚の代表格だったサンマですが、取れたてで鮮度がよいモノは 高級魚といっていいくらいの価格となっています。

なお、毎年恒例、サンマが振る舞われる「目黒のさんま祭り」と「目黒区民まつり」。それぞれ 今週末と来週末に予定されていましたが、今年は 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から 中止となっています。