This Week's Number is・・・

76% 

76%」

何の数字なのかというと、、、この情報に基づく数字です。

1970年から2016年の間に、「回遊性淡水魚」の個体数が世界で76パーセント減少しました。 ※かなり大きな数字です。

「回遊性淡水魚」とは、代表的なところではサケやウナギなどのことで、例えばサケのように、産卵のために海から川に遡上する魚もいれば、ウナギのように、海で産卵、淡水で成長するものも「回遊性淡水魚」、となります。

この数字、ナショナルジオグラフィックが伝えているんですが、環境保護団体による合同調査が 世界規模で初めて実施されました。

「回遊性淡水魚」が減っている理由は、生息地の劣化、変質、喪失。ダムをはじめ、川に人工的な障害物があることで、魚が必要な場所に泳いでいくのが妨げられていて、これが減少の大きな理由と分析しています。

気候変動によってさらに大きな影響が出るのでは、とも心配されているようですが、例えば、ウナギの場合、ニホンウナギが絶滅危惧種になってからは、日本、中国、韓国、台湾で国際的な枠組みを作って、稚魚をとる量に制限を設けるなど取り組みが進められていますが、 様々な対策、必要でしょうね。

この報告書に関わった専門家は、「回遊性淡水魚の保護には、大規模な投資は必ずしも必要ではなく、必要なのは、現在の習慣を変えること」 とコメントしています。