This Week's Number is・・・

73%

73%」

この数字は、キャッシュレス決済に不満を感じた経験がある、という消費者の割合です。

かなり高い数字ですね。

これは、先月中旬、日経MJとマーケティング調査会社が全国の5千人を対象に実施した調査結果なんですが、去年10月からの消費税増税に伴い、キャッシュバックやポイント還元などを打ち出した、キャッシュレス決済。どんな不満の声があるのかというと、

  • 「サービスが乱立していて、どれを選べばいいか分からない」
  • 「お店側が さまざまなキャッシュレス決済のやり方に慣れていない」
  • 「紙のレシートや利用明細を渡されるので、結局サイフを出す事になる」
  • 「現金との併用ができないので、不足するとチャージするのに時間がかかる」
  • 「店内の通信環境や、月末の通信速度制限などで、かえって時間がかかる」

今回の調査では、73%の方が、キャッシュレス決済に不満を感じています。

政府が数千億円規模の予算で展開しているキャッシュレス決済の還元キャンペーンは、全国101万カ所の小売店や外食店のうち、半分を超える規模といわれています。お店側の意見としては、「店舗の規模などにもよりますが、売上代金の数%とされる、決済事業者に払う決済手数料。これが負担だ」という声があり、特に、利益率が低いものだとお店側が厳しい、という状況もあるようです。

ちなみに、6月末で還元キャンペーンが終了した後、キャッシュレス決済の利用頻度がどうなりそうか?という消費者への質問では、

「減りそう」が27%、「かなり減りそう」が14%。合計すると41%となっています。