This Week's Number is・・・

34.1%  

「34.1%」

この数字は、小学生における視力1.0未満の人の割合です。文部科学省の2018年度学校保健統計調査によるもので、5歳から17歳までのおよそ342万人について調べました。視力1.0未満の人、小学生は34.1%ですが、中学生は56.0%、高校生になると、67.1%

メガネやコンタクトにより視力矯正が必要な「裸眼視力0.3未満」の人の割合は、小学生9.23%、中学生25.5%、高校生39.1%。小学生と高校生では、過去最高の数字となっています。

文部科学省は、スマホなど、画面を近くで見る時間が増える生活習慣が影響しているようだ、とコメントしています。

さらに、気になる数字があります。別の調査ですが、慶応大学の研究グループが、

「東京都内の小中学生1400人」を対象に調べたところ、全体の9割近くが近視で、特に、中学生の1割程度が、将来 失明につながる病気の危険性が高まる「強度近視」であると分かりました。

研究グループは、近視の予防が急務である、としています。

ちなみに、最近の研究では、一日2時間、屋外で活動し、十分な量の光を浴びることで近視の発症を抑えられることが分かってきているそうです。