This Week's Number is・・・

4.59%

4.59%」

この数字は、アメリカの名門・ハーバード大学の2018年度の合格率です。受験者の4.59%しか入学が許されない!!超難関!!そのハーバード大学ですがStudents for Fair Admissions(公平な入学を求める学生たち)という団体から訴訟を起こされています。

この団体は、アジア系アメリカ人は学業成績が優秀であるにもかかわらず、基準の曖昧な人物評価で低い点数をつけられ、結果的に不合格になる、というケースが多く、人種差別を受けているとしていて、応募者の人種を考慮すべきではないと訴えています。

日本でも医学大学で、不透明な入試選考があり、問題になっていますが、ハーバードでは、人種によって不利になっている人がいるのでは?という訴えがある、ということですね。

ちなみに、今年度のハーバード大学の新入生のうち、アジア系アメリカ人が占める割合は およそ23%。ほぼ4人にひとりとなっています。

訴えに対して、大学側は、「特定の人種グループが不利になったり、人種による割り当て制度が設けられていることはない」とコメント。でも、数多くの要素のひとつとして人種を考慮することは正当であるともしています。アメリカの大学への出願はすでに始まっています。当然のことだとは思いますが、日本もアメリカも、学びの場の門はすべての人に公平に開かれるべきです。