This Week's Number is・・・

25.8

25.8%、というのは、何の数字なのかと言いますと、、、総務省の家計調査による、2016年のエンゲル係数、つまり、家庭の消費支出のうち「食費」が占める割合です。 25.8%。2016年は、前の年から0.8ポイント上昇。4年連続での上昇で1987年以来、29年ぶりの高水準となりました。

どうしてなのか? "食"の中身が変わってきているんですね。例えば、総菜などの調理食品が消費支出に占める割合、2016年は3.4%。どうでしょう? お惣菜、、、買う機会、増えていませんか?30年前は、調理食品が支出に占める割合1.8%だったのでほぼ倍増。

それから、、、もうひとつ増えているのが、ペットボトルに入った飲料。こうした理由にあって、エンゲル係数は 25.8%に上昇しています。

「豊かさを測る ひとつの基準」として、そのパーセンテージが低いほうが豊かな社会である、とされてきたのが、エンゲル係数です。実際に、日本では、経済成長とともに下がり続けていましたが、2005年からは、上昇傾向に転じています。

ライフスタイルの変化だけではなく、円安で輸入食品の価格が上がっていることも その一因。また 節約志向などで消費支出そのものが減った影響も 無視できないようです。