日本のスポーツの今、そしてこれからを担う方を応援する、「TAKARATOMY PEP! SPORTS」!!今朝は立命館大学の1年生で、相撲部所属の野崎 舞夏星選手です。
女子相撲、国内では 1997年に第1回の全国大会が開催されました。実は 19年の歴史があるんですね。更に競技としては海外にも広がっていまして、女子相撲も世界大会が開催されています。今年は8月に日本・大阪で「第11回世界女子相撲選手権大会」が開催されました。試合は、体重別の階級制になっています。そして服装はレオタードに、もちろん まわし をつけて行います。では、まずは野崎選手に、女子相撲の特徴について伺いました。
「基本は男子と同じルールで戦う競技なんですが、女子相撲の魅力は、男子よりも粘り強く、そういうところが魅力だと思います。粘った方が勝ったという、最後まで見ないと勝負がわからないという、そういうハラハラするところが面白いと思います。」
ルールなのですが、「顔への張り手」が女子の相撲では禁止されています。あとはほぼ男子と同じルールということで、結構激しい取り組みになる時もあるのだそうです。野崎選手、階級は 体重が50キロ〜65キロの軽量級 です。選手としては小柄な方なんだそうですが、そもそもどうして相撲を始めたのでしょうか?また、得意な技はなんでしょうか?伺いました。
「元々、最初にレスリングをやっていたんですけれども、レスリングの先生が小学1年生の時に地域で行われているわんぱく相撲大会に出てみないかと言ってもらって、そこで初めて相撲大会に出た時に、自分より大きい男の子に勝てたのが嬉しくって、それで相撲に魅了されて、始めました。
私は 足とりと下手投げが得意です。足とりはレスリングのタックルのように足をとる技で、下手投げは相手のまわしを下からとって、柔道の投げのように投げる技です。私はレスリングと柔道を相撲の他にやっているので、そこでコツを掴んで、2つとも得意になりました。」
きっかけが、地域のわんぱく相撲大会ですか・・・ 野崎選手は小学4年生の時に競技として相撲を始め、これまでおよそ10年のキャリアになるそうです。そしてこれまでに、第1回・第2回の国際女子相撲選抜堺大会軽量級 優勝。昨年は、世界女子ジュニア選手権 軽量級 優勝!全日本女子相撲選手権大会 軽量級 優勝!・・・野崎選手、強いんです!相撲大好きな野崎選手、こんな想いも語ってくれました。
「私は相撲をやる時に、結構体格の大きい人とやることが多いんですけれども、そういう相手にもスピードや技とか、そういうのを上手く使えば自分より大きな相手にも勝つ事ができるので、そこが魅力かなと思います。相撲は男子のスポーツと思われているので、そこをもっと女子でもすごい楽しめるスポーツなんだということをいろんな人に知ってもらいたいと思うし、もっといろんな人に女子がやっている相撲があるということを知ってもらいたいです。最終的には大学4年間で世界大会に出場して優勝したいと思います。」
女子相撲は、大学生からシニアの大会になるそうで、そこでは、各階級から1人が選抜されて、世界大会に出場するのだそうです。なので、国内で階級のチャンピオンにならないと世界大会に行けないんですね。是非、世界のトップ、チャンピオンを目指して頑張ってください!! 野崎舞夏星選手、ご出演いただきありがとうございました。
そして、これまで様々な競技を特集してきた、この「TAKARATOMY PEP! SPORTS」ですが、今週で、このコーナーは終了となります。これまでご出演、ご協力いただいた選手の皆さま、競技団体の皆さま、本当にありがとうございました。これからも番組では、頑張るアスリートの皆様を応援して行きたいと思っています。以上、「TAKARATOMY PEP! SPORTS」でした。