今朝は、NTT東日本 バドミントン部所属、大堀彩選手です。現在 18歳。

2013年、17歳の時にアジアジュニアユース シングルスで日本人初の優勝!そしてこちらも17歳で望んだ、世界ジュニア選手権でシングルス準優勝。今、女子バドミントンで本当に期待されている選手です。

大堀選手がバドミントンを始めたのは6歳の時だそうです。そこからぐんぐん実力をのばして、初めて海外遠征に行ったのが、なんと、小学5年生! (小学5年生で "世界"を経験しているんですか、、、)全国大会で優勝したことで、ジュニアナショナルチームに選ばれ、タイに遠征したそうです・・・。すごいですね。

バドミントンは1セット21点で争われて、2セットを取ると勝利となります。まずは大堀選手に、バドミントンで勝つために大切な事そして魅力も伺いました。

「一番は考える。バドミントンは、たぶん本当に必死に動いているだけに見えるかもしれないんですけど、強い選手はその中で本当によく考えて配球していたり、ただ頑張っていても点数は取れないですし、いかにミスをしないかと、あとはどれだけ相手の苦手なところとかも分析して、配球していくかっていうのが一番大事なことなんじゃないかなと思います。

いろんなプレースタイルの人に勝って負けがあって、やっぱりそれが一番バドミントンの楽しいところだと思うので。その勝つために今の練習も全てやってますし、勝つためにやっているというのが自分にとってはバドミントンの全てというか、それが一番魅力というか、楽しいところかなと思いますね。」

バドミントンはコートの中を前後左右に良く動くイメージですよね。その中でいかに考えて配球をするか。相手を観察しながら打つ。パワーだけでも、ただつなぐだけでもダメなんですね。 そしてバドミントンは室内で戦いますよね。 一見、外で行われる競技よりも室内なので、常に同じ環境で試合ができるように感じますが、実は、バドミントン選手は常に「あること」に気をつけながら戦っているんです。シャトルという、あの羽を打つ、この競技ならではのポイントについて伺いました。

「バドミントンで使うシャトルというのは、すごい軽くて風にも温度にもすぐに影響してしまうくらい、本当に軽いものなので、試合とかにいくと、エアコンとか効いているのが当たり前なので、行く国にもよるんですけど、風の向きとかによって、こっちのコートからはすごい飛ぶけど、こっちのコートからはすごい飛ばないというのが極端な時があったり、普通に前に落とすショートサーブというのを打ったとしてもクンって戻ってきてアウトになったりしたことが過去にもそういう経験があるので、やっぱり風とか温度とかはバドミントンの競技をする上ですごい大事ですね。ライトも大事になってきますね。シャトルの位置が見えなくなったりするので。どの大会も基本、試合が始まる前日に会場練習があって、そこでできる時間があるので、だいたいみんなそこで調整して、あっ、こういう風なんだ!とか、ここに打ったらライトがかぶるとか、そういうのを前日にみんな基本チェックしてから試合に望みます。」

なるほど、エアコン!シャトル1つの重さは 4.74g5.50gで、大体10円玉1枚と同じくらいの重さです。羽が着いているので、風の向きや強さによっては、試合を左右してしまう事も有るそうなんですね。 なので試合前に、選手の皆さんは、プレーの調子だけでなく、会場の環境についてもチェックしているんですね。

さぁ、現在18歳の大堀選手。4月からバドミントンの強豪チーム「NTT東日本 バドミントン部」に入りました。大学進学を選ばずに、社会人となったんですね。その理由、想いについて語ってくださいました。

「一番は東京オリンピックですかね、年齢的にも一番いい時期だと思うし、奇跡に近い事だと思うので、自分にとっては絶対に逃したくない、逃せない大きなチャンスだと思っています。

2020年の東京オリンピックでは金メダルを目標に、出る事が一番の目標ではあるんですけど、 出る事だけでなく、メダルを取るという目標を持って、しっかり1年1日1日大切にやっていこうかなと思います。」

23歳で東京オリンピックを迎える大堀彩選手です。 是非、応援しましょう!