大橋ボクシングジム所属の、松本圭佑選手です。

現在 高校1年生。身長は172センチ、体重は49キロ〜50キロ。「ライトフライ級」という 体重47.6キロ〜49キロ以下の階級で試合をしています。アマチュアのボクシング選手です。
この松本選手。今、ボクシング界では本当に期待されている選手なんですね。昨年まで出場していた、15歳以下の全国大会(U-15)で、なんと、大会5連覇を達成しています。どれだけ強いのでしょうか...
小学校5年生から勝ち続けて5連覇という前人未到の記録を達成している選手なんですね。
そんな松本選手に、まずはボクシングの魅力、そして松本選手はどんなプレースタイルなのか、伺いました。
「ただ殴り合うだけでなく、目も足も全部使う、すごく繊細なスポーツだと思います。楽しいところは、パンチを打つのも楽しいんですけど、それに加えて相手のパンチを外せた時とか、すごく面白く感じますね。あまり攻撃的でないボクサーでずっとやってきているんですけど、早いジャブなりワンツーで距離をとって、相手を近くに入れさせないようにして、パンチをよけてはずして、カウンターを打つというボクシングをずっとやってますね。
ボクシングファンの人たちはよくガチガチの打ち合いを好むんですけど、勝つ為に前に出ないといけないところもあるんですけど、その上でできるだけパンチを当てさせないようにして打っていくかというのが大事なので...。そこが出来るのと出来ないのでは大分差が出てきてしまうので。」
ただ、どんどん前に攻めていくのではなくて、相手に攻撃をさせないように かわしながら、カウンターを打って相手にダメージを与える... これは相手の動きを考えながらプレーしないといけないので、技術やセンスが とても求められそうですね。
更にボクシングは、瞬発力やパワーだけではなく、長くパンチを打ち続けることができる持久力も実はとっても大事なんだそうです。そのため、長距離を走るトレーニングもしますが、毎日の練習がとてもハードです。松本選手は毎日1時間半練習をするそうなのですが、 その間、全く休みません。ぶっ続けで1時間半、とにかくパンチを打ち込みます。
(練習例:4分間のシャドーボクシングを4ラウンド行ったら、サンドバッグを打ち込み、コーチが持つミットをめがけて打ち込んだり、縄跳びや筋力トレーニングなどを1時間半)
そして先ほど、松本選手は「相手のパンチが当たらないようによける」とおっしゃっていましたが、ボクシング選手はあのスピードのパンチをどうやって除けているんでしょうか、松本選手に聞いてみました。
「できるだけ手を見るんじゃなくて、相手の目を見て、その動作で先に自分が察知して、相手のパンチの動きより自分が先に動く事で、パンチをよけることができるので、相手の目を見てますね。相手のパンチを見てると、遅れてしまうので、相手の目を見て、来るかな〜っていう動作で先に自分が動いてパンチをはずすようにしていますね。すごく目は大事ですね。」
相手の目を見て、体の動きを察知しているんですね!!更に、相手のパンチよりも自分が先に動くことでパンチをよける・・・もう「秒」ではありません、「コンマ」の世界です。この速さを察知するために、目のトレーニングも行っているそうです。さぁ今年、高校生になったばかりの松本選手ですが、近々の目標は高校のタイトル(インターハイや選抜の大会など)を多く穫る事!
・・だそうです。
そしてその先には、2020年に東京オリンピックもあります。世界チャンピオンを目指す道もあります。松本選手はその先をどのように見据えているのでしょうか?
「プロになるよりまずはそのオリンピックを目指してこれからやっていきたいなと思っています。世界チャンピオンはずごく難しいことなんですけど、それよりもオリンピック選手の金メダルというのは、もっと少ないので...数人...2人しかいないので、その中に自分も入れるとなるとすごくワクワクもしますし、それにむけて頑張らないといけないなと思うので。そこをめざしたいなと思ってます。2020年の東京オリンピックでは必ず金メダルを取れるようにこれからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします。」
2020年には20歳になる松本圭佑選手です。是非応援しましょう!