今朝登場するのは競泳 男子個人メドレー日本代表、早稲田大学水泳部所属の瀬戸大也選手です。

現在20歳ですが、なんと言ってもその名が世界的に有名になったのは、2年前、2013年にバルセロナで行われた世界選手権ですよね。400m個人メドレーで優勝! この種目、日本人初の金メダルを獲得しました。瀬戸選手や、同じ種目で活躍されている萩野公介選手の活躍で、個人メドレーは、一気に世界でも日本選手の活躍が期待される種目となりましたね!今朝はそんな瀬戸選手が得意とする 400m個人メドレーについてお話を伺います。

400m個人メドレーは、 一人で100mずつ4種目を泳ぐ競技で、バタフライ →背泳ぎ →平泳ぎ →自由形 を続けて泳ぎ切ります。実際、どんな競技なんでしょうか?瀬戸選手に伺いました。

「400m個人メドレーは、まさに「キングオブスイマー」といった種目で、4泳法 しっかり強くなければ勝てない種目なので、水泳の中でもキツい種目になってます。なおかつ、400mは、陸上でいうと短い距離になるかもしれないんですが、競泳だと、男子では1500mが一番長いんですが、その次にくるのが400mなので、長い距離になってくるんですけれども、1500mよりは長くないので、スピードも必要とされるので、スピード・持久力といった、本当にキツいところが要求されるので、その4泳法の強化と、スピード・持久力が必要なんです。」

4つの泳ぎがスペシャリストで、さらに持久力もスピードもないと勝てない!・・・まさに「キング・オブ・スイマー」と言われる競技が400m個人メドレーなんですね!その大変な種目で、世界で戦っている瀬戸選手ですが、試合に向けての準備で大変な事って何なのでしょうか?また瀬戸選手の強さの秘密について伺いました!

「400mなのでペース配分が難しいんですけれども、あとは4種目、調整もすごく難しいです。調整、本当に難しいですねー、、、やっぱりベストタイムは、4種目ピタッと調子がはまった時にしか出ないので、、、自分の場合はそうなんですよね、この種目が良くて、この種目がダメで、この種目がちょっと良くて...の時は全然だめですね。なので4種目、しっかりその試合に合わせていかなければ好記録は出なくて。でもいい時でも、 もうちょっとここ行けたんじゃないかな?っていう時もあったりするので・・・ハイ、難しいですけど、すごい面白いです。自分の一番の武器はメンタル面だと思います。ちょっとビックマウスになってしまう時もあるんですけど、でも、目標は大きくもって、高く上げて、望んでいっている...という感じです。」

4つの泳ぎ、全ての調子を最好調にして、試合の日を迎えないといけない・・・これは凄いですね。 きっとトレーニングも細かく調整されるんでしょうね。そして自分の強みはメンタル!目標は大きく持つ...とおっしゃっていましたが、2013年、世界選手権で金メダルをとった時も、大会前ご家族やコーチに、「絶対に金メダルをとる!」と宣言していたそうです。さぁ、それでは最後に瀬戸選手に今後の目標、ここでも宣言していただきましょう!

「まず近い目標になるんですけど、世界水泳のカザンで1つでも多くの金メダルをとることが、自分の今年の目標で、金メダルをとることによって、来年のリオオリンピックの代表が内定するので、すごく大切な年になっていて、やっぱり水泳を始めた頃からの夢がオリンピックに出て金メダルをとるということなので、来年のリオオリンピックでも金メダル、そして東京で行われる2020年の東京オリンピックで、多種目で金メダルをとって、活躍したいと思います!」

ロシアで行われる 「2015世界選手権 カザン大会」は 7月24日から開催です。瀬戸選手は400m個人メドレーで2連覇がかかっています。是非応援しましょう!