今朝は東アフリカのタンザニアから。遅い朝ごはんに食べる国民食「チャパティ」についてご紹介します。

今朝はタンザニア連合共和国です。アフリカで一番高い山のキリマンジャロや、世界で2番目に大きいビクトリア湖など、雄大な自然で知られるタンザニア。サバンナに暮らすたくさんの野生動物にとってはまさにパラダイスともいえる国です。

国土の東側にあり、インド洋に浮かぶ小さな島 ザンジバルはタンザニア国家でありながら、自治権を持っています。美しいビーチが点在し、「アフリカの楽園」ともいわれる人気のリゾート。その白い砂浜のそばには「ストーン・タウン」という世界遺産にもなっている石造りの町並みが残っています。ヨーロッパとアラブの文化が融合したユニークな土地柄が人気のスポットです。

タンザニアの朝ごはんは「チャパティ」ではじまります。

20220225morning.jpg

小麦粉と塩を水で練り、サラダ油でこねて薄く延ばして焼いた「チャパティ」は、タンザニアの代表的な小麦粉の料理です。タネを発酵させず、クレープともナンとも異なる味です。家庭はもちろん、街中の食堂、屋台などどこにでもあって焼きたてを気軽に食べるのが一般的。豆を煮たものや焼魚など、おかずをくるりと巻いて食べることもあるようです。

アフリカと日本で活動し、それぞれの「豊かな」生き方をめざすNPO法人アフリック・アフリカのホーム・ページによると人朝起きてすぐに食事をとる習慣があまりないタンザニアの皆さん。朝食は午前10時くらいになってからいただくようです。

職場や近くの食堂などで、この「チャパティ」をいただきます。こうしたスタイルの食事自体が「チャイ」と呼ばれているだけあって、コーヒーの産地として知られるタンザニアでも甘い「チャイ」つまり紅茶は欠かせません。

今朝はタンザニアの「チャパティ」をご紹介しました。現地では外食の「チャパティ」は小ぶりで薄いのですが、家庭では一枚でお腹にたまる、大きなサイズで作るようです。