今朝は日本から、北陸・富山県です。春を告げる代表的な花のチューリップは、富山県が球根出荷量日本一として知られています。100年以上前、わずか10個の球根からスタートし、今では水田の裏作における特産物となっています。

中でも富山県西部の砺波市がチューリップの産地として有名で、「となみチューリップ公園」では、毎年4月中旬から5月の連休に300万本ものチューリップが咲き誇るイベントが開催されます。そのプレイベントとして、公園に隣接する「チューリップ四季彩館」では、きのうから促成栽培された品種の鉢植えと切り花が展示されています。
●富山県の郷土料理は「あいまぜ」です。
農家では沢山の大根や白菜の漬物を作ることが多いので、塩分が多い古漬けを刻んで塩出しする保存食として普及したと言われる料理です。大根などの葉っぱや漬物を細かく刻んで塩出しして、新鮮な大根の千切りを加えて、鍋でひと煮立ち。だし昆布や酒粕、味噌などで味を調えます。
大根や人参などの根菜類を中心に、その土地土地でとれる旬の野菜が使われるため、見た目や味わいは地域や家庭などによってさまざまです。
冷めてもおいしくいただけますが、やはり寒い冬の朝は、できたての「あいまぜ」を、ほかほかのごはんと一緒にどうぞ。
今朝は富山県の「あいまぜ」をご紹介しました。ほかの地域にもおなじ名前の郷土料理が存在していますが、シンプルに大根や白菜などの古漬けがベースなのが富山県の「あいまぜ」の特徴だということです。