今朝はフランスです。

パリ中心地の「エトワール広場」にそびえ立つ「凱旋門」。1805年、ナポレオンが率いるフランス軍が、ロシアとオーストリアの連合軍に勝利した記念として、30年以上かけて建設、1836年に完成しました。それから200年近く経った今も、その勇壮な姿は変わりません。「エトワール広場」の周りの道路はロータリーで信号もないため、常に車が走り続けています。そのため、徒歩で広場の中心にある凱旋門のそばに行くには、地下道を通って渡ります。凱旋門を間近で見ると、美しい彫刻のレリーフや細工がほどこされていることが分かります。らせん階段を上がると展望台があり、パリの街を眺めることができます。まだクルマの数が少ない夜明けの時間が見ごろです。
●パリで最近流行の軽食は、ベトナム料理のアレンジ「ボブン」

フランスでは、かつて植民地としていたベトナム料理がポピュラー。「ボブン」とは、ベトナム発祥のスープ麺「フォー」がフランス独自の進化を遂げた料理で、汁なし版の「フォー」です。お米で作ったビーフンに、ナンプラーとスイートチリソースをからめ、にんじん、キュウリなどの野菜と、牛肉の薄切り炒め、そして、揚げ春巻を乗せたのがが「ボブン」。
野菜たっぷりでヘルシー、そして、手ごろな値段でお腹いっぱいになれるのが人気の理由なんだとか。パリでは行列ができる繁盛店もあって、ベトナムがルーツの食べ物としては、サンドイッチの「バインミー」に次ぐ人気料理です。
今朝はフランス生まれのアジアンヌードル「ボブン」をご紹介しました。近年ではパリでの流行を受けて、ベトナム本国でも人気が急上昇。
そして東京では今年6月、神田駅近くに「感動ボブン」というお店がオ-プン。オリジナルはもちろん、日本向けアレンジの「ボブン」も用意されています。イートインだけでなく、テイクアウトやデリバリーも対応中だとか。