今朝は韓国の首都ソウルの東にある「江陵(カンヌン)」から。パンの一種で、日本でも最近知られるようになった「マヌルパン」についてご紹介します。

今朝は韓国です。北東部に位置する地域「江原道」は大部分が山間部で、冬はスキーやスノーボード、夏はトレッキングが盛んです。朝日が望める東海岸には、美しいビーチが連なり、海岸沿いにある鏡浦湖を中心にリゾートが点在しています。

そんな「江原道」の都市「江陵」は、ソウルから韓国の新幹線KTXでおよそ1時間半。2018年の平昌冬季オリンピックでは、屋内競技のスケートやカーリングなどが開催されました。また、江陵では、ユネスコ世界遺産に登録された「端午祭り」が毎年6月に行われ、ソウルなどから観光客が多く訪れます。

その「江陵」が発祥で全国にひろがった「マヌルパン」

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「マヌル」とは韓国語で「にんにく」という意味ですが、名前のイメージとはちょっと違う「甘いパン」です。握りこぶし程度の大きさの丸いパンに6つの切れ目を入れ、そこに砂糖をまぜたクリームチーズを塗り、牛乳、ハチミツ、みじん切りのガーリックをバターに溶かしたものにたっぷりとひたしてからオーブンで焼いたものです。

もともとは「江陵」の市場にあるパン屋で売られていたパンで、その美味しさが噂を呼び、韓国全土に拡がったのだとか。今ではソウル市内の専門店には行列ができるほどの人気だそうです。

バゲットを使ったり、食パンを使ったりとアレンジはさまざまですが、甘塩っぱいところが朝の食卓に合います。

たっぷりのコーヒーと一緒にどうぞ。

今朝は韓国の「マヌルパン」をご紹介しました。最近は東京でも「マヌルパン」を扱うパン屋が増えているそうです。