今朝はフィリピン共和国です。ルソン島北部・コルディリェーラには、世界遺産に登録された、広々とした美しい「棚田」が広がります。石を積み重ねた段が築かれていて、高い場所の水田から低い場所の水田へと、水が流れていきます。全ての棚田が水路で結ばれていて、無駄なく水が循環するという、2000年以上続く伝統的な構造。民俗芸能「ハドハド」の歌詞には、稲作のやりかたや、教訓などが織り込まれていて、田植えや稲刈りの時に歌われ、村の人々によって伝えられています。

フィリピンではごはんには甘めの調味料を合わせます。

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田舎でも都会でも朝からお米をよく食べるフィリピンの人々。ファストフード・チェーンでは「バンズとパテ」の「ハンバーガー」より、「フライドチキンとごはん」のセットが朝でもポピュラーなのだとか。フィリピン最大のローカル・チェーン「ジョリビー(Jollibee)」はカリカリに揚げられた衣と、ジューシーな中味の鶏肉が人気です。

スパイシーなパウダーをまぶした「フライドチキン」には肉のだしから作った、ほのかに甘い「グレイビーソース」がセットについていて、味の変化を楽しめます。また、つけあわせのごはんに直接かけながらたべるのもポピュラーです。

マンゴーのジュースと一緒にどうぞ。

今朝はフィリピンの国民食ともいえるファストフードの「フライドチキン」をご紹介しました。ご紹介した「ジョリビー」はまだ日本にお店はありませんがちょっぴり甘いソースやスパイシーなパウダーは、都内のアジア食材店で手に入れることができます。