今朝はバングラデシュ人民共和国です。海に面した南側以外はインドに囲まれた国です。日本のおよそ4割の広さの国土に、日本よりも2割以上多い人々が暮らしていて、世界最高の人口密度とされています。

首都ダッカからクルマで1時間半ほどの町「ショナルガオン」は、水運の中心として12~13世紀に栄えた古い都です。50年前のバングラデシュ独立の際、首都がダッカに移転したことで、ショナルガオンの「パナム・ノゴル」という住宅街は、政情不安から住人たちがインドへと逃げ出し、ゴーストタウンとなりました。現在は観光地となっていて、都会の喧騒から逃れて、ゆったりと過ごせる場所として、人気となっています。

●バングラデシュの主食は「お米」です。世界で一番お米を食べている国が「バングラデシュ」です。その量は日本の4倍以上とされていて、ひとりあたりの1日の消費量は、コンビニのおにぎりで換算すると10個以上にもなるのだとか。市場では小粒のお米や、細長いお米をはじめ、白、黄、赤など、色とりどりの、多くの種類のお米が売られています。水だけで炊くお米の他、炊き込みごはん用など、一緒に炊く食材によって、お米の種類を使い分けます。

軽い朝ごはんとしては、米粒を加熱してはじけさせた、日本では「ポン菓子」と呼ばれている「パフライス」を食します。ミルクがたっぷり入ったチャイと一緒にいただきましょう。