今朝はリトアニア共和国です。バルト海に面した国、旧ソビエト連邦のリトアニア。首都ビリニュスには大聖堂、聖アンナ教会、聖ペテロパウロ教会などカトリックの教会が多く、鐘の音が鳴り響く美しい街です。市街からクルマで30分あまりの郊外には、ガルヴェ湖がありそこに浮かぶ島に建つ、赤いレンガ作りのトラカイ城が観光名所。空の青とレンガの赤のコントラストが絵になるすばらしい風景です。

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リトアニアの名産品は「琥珀」です。アクセサリーなどで人気がある「琥珀」は宝石ではなく、樹木の表面が傷つけられると出る樹液が原料です。長い歳月をかけ化石になった「琥珀」を装飾品にするため削って加工するお店が首都ビリニュスに点在します。その過程で出る大量の琥珀の粉末を使った化粧品も植物由来の天然素材として人気のお土産になっています。

●リトアニアでは「じゃがいも」をよく食します。

主要な作物の「じゃがいも」は保存がきくこともあり特に冬場は栄養源として重宝されてきました。そんなじゃがいもを使った郷土料理のひとつが「ツェペリナイ」。100年ほど前のドイツの飛行船「ツェッペリン号」に形が似ているので「ツェペリナイ」という名前になった、と言われています。ひき肉、チーズ、マッシュルームなどを団子にし、すりおろして潰した「じゃがいも」でくるんで茹でます。それにサワークリームをかけていただきます。お餅のような、もちもちの食感で、10センチ以上ある大きめのサイズにもかかわらず、食べやすいのが特徴。しっかりとお腹にたまります。

ライ麦で作った黒いパンと一緒に、どうぞ。