今朝はフランスです。パリのすぐ隣の街「ブローニュ・ビアンクール」。100年ほど前にルノーの自動車工場が建設されたことで発展しました。歴史を感じるアールデコ様式の街並みが残り、建築家ル・コルビュジエの初期の邸宅とともに、工場跡地の再開発による新しいマンションが整然と建ち並びます。
また、街の北側はブローニュの森がある緑豊かな地域で、セーヌ川沿いに遊歩道や公園などが整備されています。その中でもひときわ目立つのが、大規模な日本庭園や茶室を持つことで知られる「アルベール・カーン美術館」。数年がかりで改修工事をおこない、隈研吾氏がデザインを担当した斬新な建物に生まれ変わりました。
●フランスの朝ごはんと言えば「クロワッサン」

今週15日に昼間の外出禁止が解除されたフランス。厳しいロックダウン期間中にパン屋さんは営業を許可されていました。
そんなパン屋さん、朝早くからやってくる人々のお目当ては、なんといっても「バゲット」や「クロワッサン」です。
「クロワッサン」はフランス語で「三日月」という意味ですが実際に売られているものは、三日月型とひし形があります。フランスでは伝統的にマーガリン入りのものが「クロワッサン・オルディネール(Croissant ordinaire)」という三日月型。そしてバター入りのものが「クロワッサン・オーブール(Croissant au beurre)」と呼ばれ、ひし形になっています。つまりひと目で味が見分けられるようになっています。たっぷりのカフェ・オレと一緒にどうぞ。