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今朝は千葉県東部の九十九里です。

10の市町村をまたぐ全長およそ60キロの砂浜「九十九里浜」には海水浴場が点在しています。関東近郊のサーフスポットとしても人気が高く、東京オリンピックでのサーフィン会場になっています。今年は海水浴場のオープンもオリンピックも見送られましたが、来年の夏には賑わいを取り戻して欲しいものです。

その「九十九里浜」の真ん中あたりにあるのが九十九里町。江戸時代から地引き網漁などによる海産物で栄えましたが、今では中心地の片貝漁港が、全国でも有数の「イワシ」の水揚げ量で知られます。

地元の名産品といえば「イワシ」です。

「九十九里浜」の沖は黒潮によって、水温や塩分の濃さが程よく、「イワシ」のえさになるプランクトンも豊富です。この地域では大昔の遺跡からも「イワシ」の骨が出土しているほど。大衆魚として知られる「イワシ」ですが、その資源量には増減の周期があって、近年では減少傾向だとか。それでも、やはり地元の魚といえば「イワシ」が代表格。旬のおかずは「イワシの卯の花漬け」です。「イワシ」の酢漬けの「おから」和えでほのかな甘さの「おから」が、さっぱりした酢漬けの「イワシ」に合い朝の食卓にのぼります。あたたかいごはんとお味噌汁と一緒にどうぞ。