今朝はタイ王国です。タイは仏教の国で、国民のおよそ95%が仏教徒と言われています。首都バンコクにも、たくさんの仏教寺院がありますが、中でも有名な寺院が「ワット・スタット」。200年ほど前の建設時、タイで最も大きな大仏像が、正面の入口からは搬入ができず、城壁をいったん壊したといわれます。お寺の周辺は仏像の販売をはじめとする、仏教関係のお店が多く、タイでは知らない人はいないという場所です。

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また「ワット・スタット」の正面には、高さが20メートル以上の縦長の赤い鳥居のような「サオ・チン・チャー」がそびえ立ちます。その昔には、てっぺんにロープを掛け、小船を吊るして司祭が乗り、まるでブランコのように揺らす、という行事がありましたが危険が伴うため、今では行わなくなりました。

●タイの朝は「パートンコー」ではじまります。

「パートンコー」は外がカリッと、中はモッチリとした揚げパンのこと。早朝から鍋で生地を揚げている小さな屋台があちこちに出現します。通勤の途中に屋台で揚げたての「パートンコー」を買い、職場についてから朝食を食べるというスタイルが一般的です。

時間が経って「パートンコー」が固くなってしまったら、「ナムオオフー」という豆乳、もしくは「ジョーク」というお粥にひたして、柔らかくしてからいただきます。また屋台には「サンカヤー」という植物の葉っぱで色付けした、緑色の甘いカスタードクリームを一緒に売っている場合も多く、これを表面にたらしてスイーツ感覚で食べることもあるようです。

お砂糖をたっぷりと入れたコーヒーと一緒にどうぞ。