今朝はミクロネシア連邦です。赤道の少し北、太平洋上に607の小さな島々が、780万 平方キロメートル以上の海域にちらばっています。西の端の島「ヤップ」から、東の端の島「コスラエ」まではおそよ2550キロ!これらの島々と、無数にあるサンゴ礁は、数百万年前の火山活動でできたと言われています。

大きく分けて4つの州で構成されているミクロネシア連邦。近代になってひとつの共同体になったものの、それぞれの地域は海によって隔てられているため、8つの固有の言語と、独自の文化を持っています。異なる習慣の人々が、今もそれぞれの伝統や言い伝えを、歌などで守り続けています。

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●ミクロネシアの食材といえば「ココナッツ」です。

ミクロネシアの州では、島によってそれぞれ主食が違います。例えばサンゴでできた やせた土地の島チュークでは、イモの栽培に不向きなので、パンの実を主食にしています。それ以外の地域の主食はタロイモやヤムイモです。そんなミクロネシアのどの地域でもとれる食材がココナッツ。実の部分を削り、水を加えて絞るだけのココナッツミルクで、肉や魚などを煮込むのが、この土地の料理法。もちろん水分補給はココナッツジュースでどうぞ。