今朝はドイツ連邦共和国です。

1989年11月、第二次世界大戦後の冷戦時代が終わり、東西ドイツ分断の象徴だった、ベルリンの壁が崩壊しました。東側と西側の境界線上に置かれていた検問所は廃止され、翌年10月に東ドイツの州が西ドイツに加入しドイツは統一。今年はひとつの国になってから、ちょうど30年の節目の年です。

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ベルリン市内にあった検問所のひとつ「チェックポイント・チャーリー」跡地のすぐ脇には、分断の歴史や壁について知ることが出来る博物館があります。ここでは、検問所で身を隠して通過した特殊な細工の自動車の展示や、東ドイツからさまざまな方法で壁を越えて西側に逃亡しようとした冷戦時代の人々の様子が紹介されていて、今もなお人々の心を捕らえます。

●ベルリンが発祥のパンは「甘い揚げパン」です。

ドイツでも一般的なパン「ベルリーナー・プファンクーヘン」は、18世紀半ばに誕生したと言われています。もともとはドイツのカーニバル「謝肉祭」で食べるものだったようですが、今ではドイツ全土で1年中、特にベルリンのパン屋さんには必ず置いてある、 定番商品になっています。

パン生地を油で揚げ、中にラズベリーやクランベリー、アプリコットなどのジャムを詰め、外側はクリームでアイシングして、さらに粉砂糖をかけます。

ベルリンでは「赤いジャム」が入ったものが一般的ですが、チョコレートやシャンパンなど、さまざまなバリエーションの「ベルリーナー・プファンクーヘン」もあります。パン屋さんでコーヒーと一緒にテイクアウトして、どうぞ。