今朝はジョージア共和国です。

古くから東西交易の要所であり、独自の言語、文化を守り通してきました。現在の首都トビリシからもほど近い「ムツヘタ」は、紀元3世紀当時からイベリア王国の首都となった歴史ある街です。ここには多くの歴史的建造物があり、キリスト教に関連する3つの建造物が、ユネスコ世界遺産に登録されています。

いずれもおよそ1700年前に、キリスト教をジョージアに紹介した重要人物である聖女ニノという人物にゆかりがある場所で、世界中から観光客が訪れます。

●郷土料理は鳥肉の煮込み「シュクメルリ」。

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ジョージアは、北にロシア、西にヨーロッパ、南に中東、東にアジアという場所にあるため、それぞれの地域の影響が料理にも盛り込まれています。そのうち最もポピュラーなのは「シュクメルリ」という鶏肉とバターとニンニクを使った伝統料理です。かつてはシンプルに土鍋で煮たり、焼いたりしていましたが、これに牛乳やクリームが加えられるようになりました。ロシアでよく食べられる、ニンニクがきいた料理でありながら、ヨーロッパ風のホワイトシチューと、中東のスパイスが決め手で、シチューのような、煮込みのような料理です。

スパイスを入れる事によって、飽きのこない温まる一品。紅茶をおともに、どうぞ。