今朝はクウェート国です。

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国土は日本の四国くらいの広さで、その大半が砂漠です。
チグリス川とユーフラテス川が合流し、ペルシア湾に流れ出る地域で、イラクと共に、紀元前2000年頃に栄えたメソポタミア文明の中心地。

現在の首都クウェート市には近代的なタワーや、天井が金色に輝く豪華なモスクなど、見どころがたくさんありますが、夏は摂氏50度にも迫る暑さのため、日中は人影がまばらです。

古代の遺跡は沖合のファイラカ島に残っています。湾岸戦争当時、島全体がイラク軍の拠点として使われ、イラク軍撤退後はアメリカ海兵隊の基地となりました。
今ではもともと住んでいた島民が戻り、避暑地として、そして古代文化の観光地として開発がすすんでいます。

●湾岸地域のサラダは「ファトゥーシュ」です。

 「ファトゥーシュ」はピタパンなどの平たいパンを小さくちぎって カリカリに揚げたものに、生野菜を混ぜたサラダのこと。キュウリ、レタス、トマト、タマネギ、ラディッシュなどを食べやすい大きさに切ってボウルの中で混ぜ合わせます。

ザクロのビネガーなどを使った甘酸っぱいドレッシングをかけ、揚げたパンが一部しんなりするくらいになったらできあがり。

シャキシャキの野菜と、カリカリのパンの食感、レモン汁などのさっぱりとした酸味、そして、スパイスの香りが食欲をかき立てます。チーズやハムなどがないヴィーガンのスタイルでもしっかりと食べごたえがあるサラダの「ファトゥーシュ」。

専用のチャイグラスに なみなみと注いだ、紅茶と一緒にどうぞ。