今朝は栃木県の宇都宮市です。

関東平野を流れる利根川の源流のひとつ「鬼怒川」。暑い夏は朝から河辺で水遊びをして涼む人々でにぎわいます。

栃木県の川のあちこちで行われる伝統的な漁が「やな」。竹などでつくった巨大な「すだれ」で川の流れをせき止めて魚を獲る方法です。中には観光用の「やな」もあり、お客さんが素手でアユをつかまえて「いけす」に入れ、それを塩焼きにしてくれるという施設もあります。高いテクニックが必要な釣りとは違い、下流へと泳ぐアユが自然に水面から上がってくる「やな」は子供たちにも人気です。

●宇都宮の名物といえば、やはり「餃子」です。

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JR宇都宮駅西口に「餃子の石像」がある、まさに地元の象徴です。日本有数の「餃子」消費量で知られている宇都宮。最近は浜松市とトップ争いを続けていましたが、去年、再び首位に返り咲きました。

「餃子専門店」を宇都宮市内のあちこちでみかけます。郊外の店舗ではクルマでテイクアウトする地元の人々も多く、まさに生活の一部ともいえるポピュラーな食べ物です。

宇都宮の「餃子」の特徴は、自家製の皮が分厚いことで、カリッと焼いてあっても、モチモチとした食感があるところ。家庭で「餃子の皮」を粉から作ると手間がかかりますが、専門店では大量に作って、丸い型で打ち抜きます。

残りの「餃子の皮」は捨てることもあるのですが、刻んで茹でてサラダにしたり、味噌汁の具にしたり。そのモチモチした食感をたっぷり味わいましょう。

今朝は栃木県宇都宮市の「餃子」でした。残った「餃子の皮」をもう一度製麺機に通してうどんにしてコシのある麺のメニューとして出す店もあるようです。