今朝はミャンマー連邦共和国です。

国土を走る鉄道はまだ電化しておらず、ディーゼル車が走ります。そこには日本で引退した車両も活躍しています。しかし、100年近く前の設備をずっと使っていて、車両と線路の老朽化もあり、自転車くらいのスピードでしか走ることができません。ヤンゴンには、一周およそ46キロという山手線よりひとまわり大きい環状線があり、列車は3時間かけて走ります。
「ヤンゴン中央駅」を出発してから1時間半近く、環状線のちょうど反対側あたりにあるのが郊外の「ダニンゴン駅」。
駅と大きな市場が直結していて、列車が到着する時だけ線路から商品を片づける屋台もたくさんあります。食料品から日用品までさまざまな商品を買い出しに来る地元の人々でいつも賑わっています。
●ミャンマーの朝の麺は「シャン・カウスエ」です。
シャン州の麺という意味の「シャン・カウスエ」。シャン州は、タイと国境を接するミャンマー東部の地域で、他の地域とは違い、少し辛めな料理が多いのが特徴。それらは経済発展とともにミャンマー全土に拡がりました。
「シャン・カウスエ」は、ゆでた「ライス・ヌードル」に、オイスターソースで味付けした鶏の切身をのせた料理。にんにくや唐辛子が味のアクセントです。鶏ガラベースのスープに入ったものと、汁なし麺でスープが別になったものの二種類があります。トッピングはゆがいた豆苗や細ネギなど。ミャンマーではお箸をあまり使わないので、レンゲで麺をすくっていただきましょう。
今週はミャンマーの「シャン・カウスエ」でした。
近年は日本の即席麺メーカーが現地に進出し、商品化されたものがスーパーなどに並んでいるようです。