今朝は岡山県です。

平安時代の書物『続日本紀』に登場する「美作国」は、現在の岡山県北部の津山市、真庭市、美作市をはじめとする10の市町村とほぼ重なる地域に長く存在。2013年には、「美作国建国1300年記念事業」が行われました。

このあたりは中国山地の合間にある盆地に街が点在するという地域で、穏やかな気候の山麓の高原では農業や畜産業が盛んです。瀬戸内海側から日本海側に抜ける街道が通っていて、歴史ある街並みが今なお残る場所も多く、のんびりした雰囲気が楽しめる、落ち着いた地域です。

●岡山県の地元ごはんは「えびめし」です。

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「えびめし」は小さなエビがメインの具材とご飯を、特製ソースで真っ黒になるように炒めたチャーハンのこと。この特製ソースは、デミグラスソースとウスターソース、ケチャップのミックスに、砂糖を焦がしたカラメルが入っています。

ほんのりとした甘さ、パラパラの食感、そして独特の香ばしさがクセになります。プリプリの「小えび」が入った黒いごはんの上に錦糸卵とグリーンピース、さらにはパセリが乗っている場合も...。

もともとは東京のカレー屋さんのレシピでしたが、そこに勤めていたスタッフが、故郷の岡山に持ち帰り、「えびめし」として県内に広めたのだとか。

朝はコンビニなどにある「えびめし」のおにぎりをあたたかい日本茶と一緒にどうぞ。