今朝はブラジル共和国です!

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ブラジル北東部の大西洋岸にある港町サルヴァドール(Salvador)は、バイーア州の州都で、一般的にバイーアと呼ばれることもあります。ポルトガルの植民地時代だった16世紀からおよそ250年の間、ブラジルの首都として、アフリカとヨーロッパの貿易の中継点として栄えました。サルヴァドールの街では、歴史あるキリスト教の教会をたくさん見かけることができ、その数はなんと350以上。ブラジル・カトリック教会の中心地でもあります。また丘の上にパステルカラーのカラフルな建物が建ち並ぶ旧市街は、「サルヴァドール・デ・バイア歴史地区」として、世界遺産に登録されています。

●ブラジルの朝食はシンプルです。

パンとコーヒーでシンプルに済ませることもあるブラジルの朝食。パンは「pão francês(パン・フランセース)」という独特なものが定番。中は柔らかいものの、フランスのバゲットのように外側は固くはなく、ナイフで切れ目を入れて、バターやマーガリンを塗っていただきます。ブラジルの街には朝早くオープンするパン屋さんがあり、そこではハムやチーズ、お菓子やケーキなども売っています。カフェやバーも兼ねる店もあり、生活に密着しています。

朝は、そんなブラジルのパン屋「パダリア」から、焼きたての「パン・フランセース」を買いましょう。ハムだけではちょっと物足りない、という場合は、牛肉の干し肉煮込み「シャルキ・ア・ブレジェイラ(charque à brejeira)」もオーダー。これは「ビーフ・ジャーキー」をトマトソースで煮込んだもの。塩でつけ込んだ牛肉は身が締まっているうえ、旨みが凝縮されていて、噛めば噛むほど肉のうまみがしみ出てきます。トロピカルフルーツと、たっぷりお砂糖を入れたコーヒーと一緒にどうぞ。