今朝は青森県です!

青森県南西部から秋田県北西部にかけて広がるブナ林で有名な「白神山地」。山崩れによってできたといわれる湖や沼が30以上ありますが、「崩山」の山頂からは12の湖に見えるため、(十二の湖と書いて)「十二湖」という総称で呼ばれています。その中で代表的なのが、コバルトブルーのインクを流したような「青池」。

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水中に朽ちたブナの大木が横たわり、水深9メートルの底まで、ハッキリと見えるほどの透明度。水は透明なのに、光の加減によって青く見えるという不思議な池で、太陽と見る角度により、その青色の濃さが変わるとされています。一番の見ごろは周囲の木々が生い茂る前のこれからの季節、そして、太陽が空の高い場所から照らす、お昼前後なんだそうです。

●青森県津軽地方の郷土料理は「卵味噌」です。

「卵味噌」の作り方はいたって簡単。卵に味噌と出汁を加えて鍋で煮立てるだけ。もともとは青森の名産「ホタテ」の貝殻を鍋代わりにして、貝柱もいっしょに煮込んだとされています。今では、家庭で簡単に作れるよう、高級食材の「ホタテ」を使わない「卵味噌」がポピュラーのようです。

鍋やフライパンなどに出し汁と味噌を入れて火にかけ、焦げないようにゆっくりと混ぜながら、煮立ったところで溶き卵を流し込み、卵が好みの固さになったら火を止めます。柔らかいペースト状でもよし、硬めのいり卵のようにしてもよし、各家庭にはオリジナルの作り方や味付けがあります。

朝は、あつあつの白いご飯の上に乗せて、どうぞ。