今朝はカザフスタン共和国です!ユーラシア大陸の中心に位置するカザフスタン。東には3000メートル級のアルタイ山脈、西には世界最大の湖「カスピ海」があり、国土のほとんどを砂漠や草原が占める、世界で9番目に広い国です。かつて、首都は「アルマトイ」でしたが1997年に移転。さらに、去年「アスタナ」から「ヌルスルタン」へ改名した近代都市です。

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ヌルスルタン市内ある、きらびやかな「大統領宮殿」、白と淡いグリーンの装飾が特徴的なモスク「ハズィレット・スルタン・モスク」。この2つの名所を中心とする街並みは、新しい首都を作る際、政府主催の「国際コンペ」が行われ、日本の建築家、黒川紀章の都市計画デザインが採用されたのです。

カザフスタンならではの飲み物といえば「馬のミルク」です。

ヒツジ、ラクダ、ウマなどと暮らす遊牧民が多いカザフスタン。こうした動物に乗って移動したり、皮を服にしたりするだけでなくその肉を保存食として塩漬けにしたり、有効に利用してきました。その中で"馬のミルク"を発酵させた飲み物が「クミス」です。チーズのような匂いが特徴で、発酵段階で二酸化炭素が発生する弱炭酸飲料で、飲むと酸味が口の中にひろがります。「クミス」は発酵することで、ごく少量のアルコール分が含まれますが日常の飲み物として、朝に飲むのも一般的です。カザフスタンは肉食中心の生活で、貴重な野菜の代わりとしてビタミンやミネラルを補う目的で、大人から子供まで親しまれています。

砂糖を入れて少し甘くして、揚げた小麦粉のパンと一緒にどうぞ。