今朝はドイツ連邦共和国です!

ドイツ南部ではミュンヘンに次ぐ大都市のシュトゥットガルト。中央駅のすぐそば、広大なシュロス広場には壮大な新宮殿と、質実剛健な、歴史博物館となっている古い宮殿があります。

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さらに、世界的に知られるバレエ団や交響楽団でおなじみのオペラ座、ドイツ有数のコレクションを誇る美術館など、さまざまな文化施設が、徒歩圏内に点在しています。

そしてシュトゥットガルトといえば、ガソリンエンジンの自動車がはじめて生まれた土地でもあります。その第1号機から現代にいたる160台もの貴重な車体が並び、自動車産業の歴史を知ることができる「メルセデス・ベンツ博物館」、400台ものスポーツ・カーのコレクションが順繰りに展示される「ポルシェ博物館」と地元ブランドのミュージアムがあり、世界中からたくさんの車好きが訪れます。

●ドイツの朝食は「ブレートヒェン(Brötchen)」ではじまります。

ドイツのパンは、250グラム以上の大型パンの「ブロート(Brot)」、小型のパンの「ブレートヒェン(Brötchen)」にわかれます。

その小型のほうの「ブレートヒェン」は朝の食卓には欠かせない主食ですが、地域によって呼び名も違い、その種類は1000以上あると言われています。

ほんのりと塩気がある小麦粉ベースの軽い食感のパンで、大きさはこぶしほど。表面はカリッとしていて、焼く前に切り込んだミゾがあるのが基本形です。

ケシの実などを上に散りばめたもの、全粒粉や雑穀を混ぜたもの、牛乳やマーガリンを入れて焼いたもの、2つをつなげて焼いたもの。材料や形だけでなく、発酵の段階や焼き上げる工程を工夫することで、「ブレートヒェン」は、さまざまな種類をもって受け継がれてきました。その昔は玄関にぶらさげた布袋に、パン屋さんが朝早く家まで届けてくれるというサービスもあったのだとか。朝は、好きな具材をはさんでいただきましょう。