今朝は東南アジア「カンボジア王国」です。

フランス植民地時代や、第二次世界大戦後に起こった内戦など、激動の時代をへて、近年は、めざましい発展をとげています。首都「プノンペン」の北西およそ300キロ、「シェムリアップ」という古い都にあるのが、世界遺産として有名な「アンコール遺跡」です。

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カンボジア国旗の中にも描かれ、国の象徴ともいえる「アンコールワット」は、長い間続いた「クメール王朝」時代の12世紀ごろに建設されました。周囲を囲む外堀をわたって門をくぐると、壁の彫刻や回廊のレリーフが美しい、壮大な石造りの建物が現れます。そんなアンコールワットを訪れるのに、最も適しているのが夜明けの時間帯。日の出を背にした遺跡が、池の水面に鏡のように映る、まさに息を飲むような景色です。

さぁ、そんなカンボジアの朝は「バイサイチュルーク」をいただきましょう。

「バイサイチュルーク」とは焼き豚が乗ったごはんのこと。カンボジアの定番 屋台料理です。

アツアツのごはんの上に、ほんのり甘い醤油ベースのタレで味付けされた焼き豚と卵料理が乗ります。その卵料理の種類はさまざまで、油で揚げた目玉焼き、薄焼き卵、煮卵など、屋台では好きな卵料理を選んで、味にバリエーションをつけることができます。

「バイサイチュルーク」はシンプルな料理だけに、食材のメインとなる、豚肉の美味しさが重要。トロトロの脂身の甘さと、やわらかさがポイント。適度に脂が多い部位を、厚切りにした豚肉が最高です。

朝からガッツリ、いただきます~!