今朝は兵庫県の、有馬温泉です。

神戸の市街地の北側、六甲山の山あいにある有馬温泉は、「日本書紀」にも出てくる「日本最古の湯」のひとつ。

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その歴史の中で、多くの著名人にも愛されてきましたが、中でも有名なのが、戦国武将・豊臣秀吉公。秀吉の妻の「ねね」はここに何度も訪れ、別邸まで建てたといわれています。温泉街の中心を流れる有馬川には「ねね橋」と呼ばれる赤い橋がかかり、川をはさんで、「秀吉」と「ねね」の像が建っています。

また旅館が軒を連ねる有馬温泉の温泉街には「金の湯」「銀の湯」の2カ所の共同浴場があります。「金の湯」のお湯は鉄分が含まれた濃い茶褐色で、建物の外には無料で利用できる足湯も設置されています。「銀の湯」は炭酸やラジウムが含まれる無色透明のお湯で、肌がつるつるになるといわれていて、いずれも日帰りで気軽に楽しめる公共浴場として、たくさんの人々が訪れます。

●朝は「丹波の黒豆」をいただきましょう...!

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「黒豆」の産地として全国的に有名なのが、有馬温泉よりもさらに北にある丹波地方。この地で作られている「丹波黒」という品種は、高い値段で取引きされています。

特徴は一般的な「黒豆」に比べて大きめ。成熟までの日数が他の大豆より1ヵ月近く長くなり、じっくり栄養分をたくわえることで美味しくなるといわれます。

朝は醤油味の「黒豆の昆布煮」を小鉢に入れていただきましょう。あつあつの白いご飯に乗せてどうぞ。