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今朝は香川県善通寺市です。

「弘法大師」として親しまれている「空海」が生まれた地で、真言宗善通寺派の総本山がある町として知られています。善通寺の広大な境内には金堂、五重塔、鐘楼、また「誕生院」と呼ばれる場所には、「御影堂」を中心にいくつかの建物があります。

この「御影堂」の地下にはおよそ100メートルの真っ暗な通路を通ると重ねた罪を取り除くとされる「戒壇めぐり」があります。

「善通寺」自体が四国八十八箇所霊場の1つですが、境内には「お砂踏み道場」という、八十八ヶ所全てのご本尊をまつり、各寺院境内の砂を敷いた場所があります。砂を踏んで礼拝していくことで、四国八十八ヶ所を巡拝するのと同じことになるといい、全国から「お遍路さん」をはじめ、観光客のみなさんがたくさん訪れます。

●香川県は独特な「雑煮」で新年を迎えます。

香川県のお雑煮の特徴は、中に「あんこ」が入った丸い「お餅」が入っていることです。地元産の「金時人参」と大根を輪切りにして鍋に入れ、「いりこ」をベースにした白味噌仕立ての汁の中でお餅と一緒に煮込みます。お餅も具材も全て丸く形を整えるのには、何事も丸く円満に納まるようにという意味があるそうです。

やさしい白みその汁の味に、なめらかに煮込んだ「あん餅」の、噛むことでほとばしる甘味が、初めて食べる人には新鮮です。鰹節や青のりをふりかけて、どうぞ。