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今朝は北海道の十勝です。

北海道の南東部の都市、帯広市とその周囲にある16の町、2つの村を合わせて「十勝」と呼ばれています。本格的な冬を迎えた北海道の中でも、格段に寒いのがこの地域。とはいえ、札幌よりも雪が少なく、冬場は「十勝晴れ」という言葉があるほど、晴れの日が多く、素晴らしい景色を見るために観光客が訪れます。

そんな十勝の真冬には、氷点下20度以下の厳しい寒さが作り出す、魅力たっぷりの風景があります。森の木々の表面が真っ白に凍る「樹氷」、氷の上に雪の結晶の塊ができて、花のように見える「フロストフラワー」、海に流れ出た「十勝川」の水が凍って、浜辺に打ち寄せられた、まるで宝石のような透明な氷「ジュエリーアイス」など・・・大自然が作り出す神秘に触れることが出来ます。

●地元の名産品は「山わさび」です。

ヨーロッパが原産地ともいわれる「山わさび」。水田や沢などで栽培する、緑色の「本わさび」とは違い、寒冷地の畑で栽培するのが「山わさび」で、おおむね白い色をしています。寒くなるこれからのシーズンが収穫の最盛期。白い根の部分をすり下ろすと、鼻にツンとくる辛味があって、ローストビーフの薬味としてよく使われます。

地元では「山わさび」のを葉っぱの部分を、葉物野菜のように炒めたり、ゆがいたりして食べることもあるようです。すりおろした根の部分を醤油漬けにしてご飯のおともに、というのがポピュラーな食べ方のようです。瓶詰めの醤油漬けも地元では簡単に手に入るので、朝はあたたかいごはんに乗せていただきましょう。

生卵を割って「卵かけごはん」にしてどうぞ。