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今朝は南米ペルー共和国です。

日本のおよそ3.4倍の広さの土地に、標高6000メートル級の山々、乾燥した砂漠、アマゾン川源流のジャングルの密林地帯まで、さまざまな気候風土が混在しています。

ペルー南部のナスカは、荒涼とした地面にハチドリ、クモ、サルなどおよそ30の絵柄と、300を超える幾何学的な模様描かれた「ナスカの地上絵」で知られています。誰が何のために描いたのか、長年の研究でも結論が出ておらず、未だに謎に包まれたまま、世界遺産として登録。保護のため、近くに立ち入ることができないので、訪れた観光客たちは展望台に登るか、小型の遊覧飛行機に乗って、地上絵を見下ろしします。

●ペルーの朝ごはんには、健康飲料が欠かせません。

ペルーの街では、朝になるとアンブランテ(Ambulante)と呼ばれる移動式の屋台が、バス停などの人通りの多い場所にやってきて、店開きをします。

チーズや卵焼きなどの具材をパンにはさんだ食べ物がメインですが、 飲み物の定番は「エモリエンテ(Emoliente)」。炒った大麦に、スギナ、亜麻仁を煮出した汁をベースにして、アンデス山地やアマゾンの流域でとれたハーブのエキス、いわゆるスーパーフードの種子をミックスした温かい健康飲料です。

お店によってハーブの配合などは少しずつ違いますが、ふだんの健康管理以外に、風邪のひき始めや、消化不良というような体調に応じたハーブエキスの追加リクエストにも応えてくれます。効能は薬草を煎じた漢方のお茶と似てはいますが、レモンやハチミツで味を整えるため、飲みやすいのが特徴。

朝はまだ肌寒いペルー、体をあたためながら、どうぞ。