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今朝は中央アジアのトルクメニスタンです。アフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタンと隣接している永世中立国。日本のおよそ1.3倍の土地に、およそ580万人が暮らします。

国土の85パーセントが砂漠ですが、豊富な石油や天然ガスなどの資源に恵まれている土地。かつてシルクロードの要衝として、さまざまな人々が行き交いました。

トルクメニスタンには世界遺産の遺跡が4ヶ所あります。その中で最初に世界遺産に登録されたのが「メルヴ遺跡」。紀元前6世紀から、紀元後13世紀まで、長い間にわたりカラクム砂漠のオアシスの都市として栄えました。広大な土地に、分厚い城壁やドーム型の建造物の一部が残っていて、遊牧民族や交易商人がもたらした、さまざまな文化と歴史を今に伝えます。

トルクメニスタンの代表的な食べ物は「プロフ」です。

羊の肉と、にんじん、たまねぎなどの炊き込みご飯で、「ピラフ」の原形ともいわれています。大鍋で大量の羊の肉とその脂を使って、お米を炊き上げるため、たっぷりと肉のうま味がしみ込んでいるのが特徴です。

またトルクメニスタンの特産品は「マスクメロン」。それ以外にも、果実の形、果肉の色、味など様々な品種のメロンが栽培されています。その種類はなんと400以上と言われていて、真夏の収穫期には、朝食のフルーツとしてメロンが欠かせません。

そしてトルクメニスタンでは8月第2日曜日が「メロンの日」に制定されています。首都のアシガバートでは、メロンに関するコンテストが開催されるとか。ジューシーな果実を召し上がれ。